競艇ボートにはシートベルトやエアバッグなど安全装置などない
事故死が多い最大の理由はボートの仕様にあります。ボートは時速80kmのスピードが出るに
も関わらず、選手を守る物はなんと救命具とヘルメットだけです。しかも正座姿勢で乗車し、
身体を固定するような器具もブレーキさえも存在しません。
故に競艇は他スポーツと比べても命に関わるような大事故を引き起こしやすいと言えます。
サメに食べられた競艇選手が居たと言うのはデマ!
昔の競艇場は仕切りが無く、海をそのまま利用していたので、確かにサメ位出たかもしれませ
ん。(現在は区切られているので有り得ません)
けれど海に出て、全速力で走行している船が例えボートのような小さいものでもサメが近付い
たりするでしょうか?
勿論過去そういったデータは無く、つまりこれは全くのでっち上げの都市伝説という訳です。
因みにレース中魚が跳ねて、顔に当たってしまった競艇選手は普通に居るようです。
選手の死因はカーブ時の他ボートとの衝突や接触事故が殆ど
競艇は猛スピードで前進し、ターンマークを旋回します。その時に後から走ってきたボートに
接触したり轢かれてしまうケースで事故死する選手が最も多いようです。
直進の場合も距離感を見誤り、車で言う所の玉突き事故のようになり転覆して命を落とす選手
も多いです。
事故に遭う選手は新人・ベテラン関係などありません
本番レースにデビューしたての若い人や、長年レースに参加しているようなベテラン選手も統
計上関係なく事故死しています。
競艇の安全性の問題は解決できないのか?
ボートレーサーは学校で事故に遭わない為の訓練は事前に誰しも受けて居ますが、安全運転を
していては勝負に勝つことが厳しくなります。
「勝利」と「安全運転」のバランスを取って成り立っている競技なので、未然に防ぐのは道路
での交通事故以上に厳しいと言えるでしょう。