海の森公園は今後ボート・カヌーのレース会場へ生まれ変わる
2020年東京五輪・パラリンピックのボート・カヌー会場となる海の森水上競技場(東京・
江東区青海先)が大会後に、公営ギャンブルのボートレース場とする案が検討されています。
競艇場を利用すれば安上がりという意見も
最初から観覧席もコースもあり、選手村からも近く、既存の施設を整備改修するだけでほとん
ど施設整備にお金がかからない競艇場はオリンピックを利用するにはうってつけと言えます。
宣伝効果にもなる
“ボートレースの聖地”と言われている、江戸川や平和島でオリンピックをやれば、カヌーや他
ボート競技だけでなく、世界に日本の競艇の魅力を発信出来る絶好のチャンスなのです。
競艇場を使わない理由
何故競艇場のメッカと言える平和島や都市部寄りの多摩川・江戸川競艇場候補に入れないのか
と言うと、共通点は「ボートを利用した競技である」以外はそもそもコースの規格が全く違う
ため競技に使えないからです。例えるなら卓球台でテニス競技を行なう様な物です。
また、オリンピックを行っている間レース場が使えなくなるのは経済的なダメージにも繋がり
ます。
競艇とオリンピック競技であるボート競技は実は全くの別物
オリンピックのボート競技は、ボートレースとは全く別物です。
オリンピック競技としてのボート競技を行なうためには水面は最低2000m+α以上の直線と
巾200m程度が必要です。
つまり500m程度しか幅が無い競艇場でオリンピックを行なうのは実質不可能なのです。
ボートレースはエンジン付きのボートで周回しますが、ボート競技は人力のみで、直線2キロ
のコースを漕ぎます。