一日で跡形もなく姿を消した砂浜
突如砂浜が消失したと言われる現場は、鳴門市鳴門町、土佐泊浦の海岸で、北に5キロ行くと
世界最大級渦潮で有名な徳島・鳴門市と兵庫・淡路島の間にある鳴門海峡。
奥行き約50メートル・幅約140メートルもあった砂浜がなんとわずか一日にして姿を消し
たという。
朝から崩壊を始め、正午頃には亀裂が入り瞬く間に消失した。
実は数年に一度起こっている自然現象だった!?
専門家によると過去1992年、2004年、2008年にも同じような砂浜の消失現象はおきていたと
か。
特徴的な地形、鳴門海峡の渦潮の早くて複雑な潮流が数年かけて溜まった砂を急激に押し流し
てしまう他、土佐泊浦海岸の砂浜は急に深くなっているためという見解も。
砂浜が無くて困る事って具体的にあるの?
砂浜がなくて困るのはワカメ漁を生業としている人なんだそう。
海苔の加工に大事な、砂浜に敷設している海水を汲み上げるプラスチック製パイプの一部が
砂と一緒に流されてしまった。
競艇場との因果関係はあるの?
地元住民は砂浜が消えてる現象の原因は競艇場や防波堤があることで渦潮の流れが変わり、砂
浜が削られた為だ!と訴えているものの、本件の因果関係は調査中であり、県の担当者は「競
艇場や堤防が原因だというところまでは言えない」と話している。
現在は防潮堤の陸閘(りっこう)は閉鎖中になっている
県は安全確保のため防潮堤の陸閘(りっこう)を閉鎖し、砂浜にロープを張ったり、立て看板
で注意喚起し、砂浜への立ち入りを全面禁止とした。