天候より風！競艇(ボートレース)は雨天決行？

悪天候時、競艇は水面の荒れからくる転覆の危険性が高まります。
そのため、競艇レースは悪天候時には中止または早期終了することがあります。

簡潔に言えば、悪天候の際には競艇レースは安全を優先し、中断または短縮されることがあるのです。

しかし、競艇（ボートレース）は、原則、雨が降っても中止にはなりません。

競艇は本来、水上で行われるモータースポーツであり、ボートが水を巻き上げるため、先頭を走る選手以外は雨の中でのレースで濡れることは避けられません。

そのため、わずかな雨では競艇のレースは中止されないのです。

この記事では、競艇のレースが中止される条件や雨天時の影響について詳しく説明しています。

競艇(ボートレース)は、雨が降っても中止になることはめったにない！

ただし、ボートレースが中止になる場合も存在します。安全面を最優先に考えるべきであり、人の安全が脅かされると判断された場合、ボートレース場は当然に中止を決断します。

中止になる最も一般的な事例は、台風の日や強風が猛威を振るうときです。

大雨が降っていても、風が比較的穏やかであれば、通常通りの開催が行われることがあり、雨よりも風の勢いが中止の決定に影響します。

一般的には風速が約10メートル以上の場合、中止が考慮されることが多いようです。

雷雲が発生する場合も、選手たちの安全性が最優先され、競艇の出走時間が調整されたり、中止の判断が下されることがあります。

安全な環境を確保するために、ボートレーサーの安全だけでなく、競艇場のスタッフや来場者の安全も考慮されます。

現地の主催者が安全が脅かされると判断すると、競艇レースは中止されます。
安全性の確保のため、競艇レースが中止されるケースもよくあります。

例えば競馬などでは、雪が積もると競走コースの除雪が必要で、そのため中止になることがよくあります。

しかし、競艇は水上で行われるため、雪が積もる心配はありません。

ただし、大雪が降った場合、ボートレーサーのヘルメットに雪が付着するなど、視界が極端に悪化することがあるため、その場合は中止になることもあります。

また、強風の中で雪が降る場合、競艇も中止になることがあります。さらに、まれではありますが、水面が凍結し雪が積もる状況が生じた場合にも中止になることがあります。

競艇が中止になる要因として、競艇場で使われている機器の故障が挙げられます。

スタートを計測する「大時計」が故障した場合、まれにレースが中止になる事例があることがわかりました。

大時計は非常用のバッテリー電源や、バックアップとして予備の時計盤が用意されています。

これにより、故障時にも対応できるようになっていますが、強烈な濃霧、集中豪雨、雷などの悪天候条件下では、大時計やそれに関連する装置が故障する可能性があるのです。

特に、選手たちが競技中に大時計を視認できないほどの天候の際には、競艇が中止されることがあります。

競艇のレースは安全性が最優先され、公平な競技環境を維持するために適切な手続きが行われることになります。

競艇のレース開催については、すべて「開催執行委員長」の判断に委ねられています。
したがって、開催または中止の決定は委員長によるものであり、一般的には安全な水面条件であればレースは進行されますが、危険な状況になれば中止されます。

このような中止があった場合でも、公平性を保つためにルールが適用されます。

たとえば、4Rまでで中止が決まった場合、その日のレースは無効とされ、予選であれば賞金は支給されますが、ポイントは加算されません。

一方、5R以上が行われた場合、レースは有効とみなされ、賞金とポイントが加算されます。
不公平を解消するため、出場できなかった選手に対しては、後日のレース編成で調整が行われます。

競艇では、各選手の出場回数を同じにするルールが適用されるため、調整が必要です。

また、中止となったレースの舟券は全額払い戻されます。

今回の記事では悪天候によって、競艇(ボートレース)にどのような影響を及ぼすのか調査して解説しました。